©終末の過ごし方 The world is drawing to an W/end. (アボカドパワーズ)2004
- あと一週間で人類が終末を迎えるストーリー
- ヒロインは眼鏡っ娘オンリーの珍しい作品
- どんな終わり方にしようとするか人間の動きを見る作品
- シナリオが短いのと、ヒロインが可愛くないのが欠点
-プレイ環境-
DVD-PG廉価版を使用
-商品説明-
シナリオ 大槻涼樹 原画 小池定蕗
パッケージ裏のStory
あと一週間で世界が終わる。
多くの人が絶望し、自暴自棄の行動へと走るなか、
それでもかつての日常にしがみつくのか…
それとも週末に現実感が無いのか、
いつも通りの生活を送る人々。
さらにそのなかで-
なんとなしに学校生活を続ける主人公たち。
しかし、非日常の中の日常という微妙な状態が、
そんな彼らの「日常」を少しずつ変えていく……。
感想
あと一週間で人類が滅びるという設定の中で、人々がどのように“最後の日々”を過ごすのかを描いた静かな群像劇です。
登場人物たちは絶望に沈むでもなく、騒ぎ立てるでもなく、あくまで“いつも通り”の生活を選びます。その淡々とした日常の中に、終末への静かな覚悟と切なさが漂っています。
ヒロインたちはそれぞれ違う形で最後の時間を過ごします。図書館で本を読み続ける少女、教室で変わらず授業を受ける少女、屋上で天体観測を続ける少女──。
主人公はそんな彼女たちと語らいながら、終わりの時を静かに迎えていきます。
また、彼女たち以外にも印象的な登場人物が多く登場します。保健室で医者のように働く女性とそれを手伝うキャラ、ひたすら走り続ける少女とそれを黙って見守るオッサンなど、どのキャラも“自分なりの最後”を選んでいます。中には、ラジオジャックしてまでラジオのDJを続ける人物もおり、それぞれの生き方が対照的で心に残ります。
物語は短めで、ルート分岐も少ないためボリューム的には控えめです。しかし、“終わりを受け入れて生きる”というテーマはしっかりと描かれており、プレイ後には静かな余韻が残ります。
メガネっ娘ヒロインばかりという独特の方向性も個性的で、終末を穏やかに描く作品として印象的な一本でした。静かな感動や余韻を求める人にはおすすめできる作品です。



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