©水夏A.S+ ~SUIKA~(CIRCUS) 2004
- 2001年に出た水夏のリメイク
- 4人の主人公からなるストーリーで幽霊や死神などの伝奇要素あり
- 1章から3章は重い三角関係あり
- 夏の田舎を感じる世界観
-プレイ環境-
Windows7でプレイ 64bit版
-商品説明-
シナリオ 釧路 洋 呉(MOON STONE) ディレクター 釧路 洋 ジャッキー天野
原画 秋蕎麦 甘福あまね かゆらゆか
マニュアルに書かれているストーリー
海と山に囲まれた常盤村(ときわむら)。
常葉- “永遠に変わらない”と名付けられた村にも、やっぱり夏は訪れる。
帽子につりさげた鈴を鳴らしながら、”名無し”の少女が村を駆け抜けたとき、
交わることのない運命の赤い糸が絡み合った……。
第1章
思い出の地、常盤村に母と共に帰ってきた風間彰は、たまたま訪れた神社で水瀬伊月と再会した……。
その事が、彼の過去の記憶を掘り起こす。
伊月、彼女の双子の妹である小夜、そして彰……彼等の出会いと別れ。
過去と現代が交錯する中、彼らの運命は……。
第2章
村人から変わり者と敬遠されている画家である父を持つ白川さやか。
彼女は、ただ一人心を許せる存在である上代蒼司と共に絵を描く事が、唯一の楽しみだった。
父親への反発、今は亡き母親への思慕。そして蒼司への想い……。
彼女の夏は、咲き誇るひまわりと共に、無地のキャンパスに描かれていく。
第3章
征木良和は、恋人である京谷透子との日常の中で、ある違和感を覚えていた。
それは妹、征木茜にも関連する事……。
カウンセリングを受ける中、その違和感は彼の心の闇となり、次第に大きくなっていく。
茜、透子、良和……三人の関係は思わぬ方向へと進んでいく。
第4章
旧家の因習に縛られるのが嫌で家を出た稲葉宏。
父の様態が悪くなったと聞き、七夕の夜、生まれ故郷である常盤村に帰って来た彼は、
黒いぬいぐるみを抱いた不思議な少女と出会う。
黒い帽子と黒い服といういでたちの少女は、自分の名前を記憶していなかった。
だが、彼女や人語を解するぬいぐるみ”アルキメデス”と過ごし、心を通わせるうちに、
その正体が明らかになっていく……。宏にとって、特別な夏が幕を開けた。
感想
この作品は水夏のリメイク版です。基本的にはCIRCUSの水夏をプレイするのでしたら、このゲームが良いでしょう。
四つの章から構成された作品で、それぞれで主人公が異なる独特のスタイルを採っています。どの章にも共通して言えるのは、真夏の空気感――眩しい日差し、花火大会、海水浴、そして幽霊や死神といった怪異――といった“夏らしさ”の描写が非常に巧いという点です。まさに「夏といえばこのゲーム」と言っても過言ではありません。
物語のトーンは全体的に重めです。
1章と3章では切ない三角関係が物語を引っ張り、4章では死生観を中心にしたシリアスな展開が続きます。ほとんどのルートは救いのある結末に着地しますが、1章だけはバッドエンドが確定しているため、その点は好みが分かれるかもしれません。
キャラクター面では魅力的なヒロインが多く、印象に残る人物ばかりです。特に1章の小夜、2章のさやか、4章の“名無しの少女”などは存在感が強く、物語をしっかり支えています。
総じて、夏の雰囲気を丁寧に描き、切ない人間関係や三角関係を巧みに盛り込んだ良作です。真夏を感じさせる作品が好きな人、ドロッとした恋愛模様が好みの人には特におすすめできるゲームです。



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