©夕闇通り探検隊(spike) 1999
- リアルな映像で中学生3人の探検をするホラー作品
- 噂を集め続けるストーリーで怖いシナリオが多い
- 演出や現象も併せてリアルに感じるところが多い
評価 シナリオB キャラB ゲーム性:A 総合評価 A 名作
-プレイ環境-
Playstation1ディスク パソコンでduckstationを使用してプレイ
-商品説明-
企画・制作 株式会社イグジット チーム ゆら
エクゼティブプロデューサー 昇龍 プロデューサー 鈴木将一
ゲームデザイン 木邨圭太 シナリオ 木邨圭太 三島美佳
グラフィックデザイン 寺井 智
パッケージ裏のあらすじ
「人面ガラス」の噂は、果たして本当なのか?
それをみたものは「100日以内に死ぬ」という。
この「呪い」から逃れるため、学校で渦巻く「噂」をヒントに
3人+1匹の探検は始まる。(日毎に増していく霊障レベル)。
その背後では、少年少女たちの微妙な心模様が織りなすもう一つのドラマが展開。
「44の噂」を巡りながら、次々に発生する不可思議な事件……。
3者3様の視点で「霊」の存在を探っていく「キャラクタースイッチ」によって、
日常ありふれた(超リアルに演出された)陽見市は多面的に構成され、プレイヤーに迫る。
あなたの日常にも、こんな出来事が起こるかもしれない?!
あと100日で、誰か死ぬ。
-感想ー
『夕闇通り探検隊』は、今ではプレミア価格がつくほど入手困難な名作アドベンチャーゲームです。中古で手に入れたときは約35,000円と高価でしたが、その内容は価格に見合うほどの完成度でした。
物語は、ナオが想いを寄せるクルミとのデートを口実に、愛犬メロスと共に「人面ガラス」の噂を確かめに行くところから始まります。そこで本当に人面ガラスを目撃してしまったことをきっかけに、ナオ・クルミ・サンゴの3人は、100日間にわたって街に広がるさまざまな“噂”を調べていくことになります。
噂の内容は、背筋の凍るような怪談から、思わず笑ってしまうようなものまで多種多様。それらの真相を確かめるために、プレイヤーは陽見市を探索します。実写をもとに描かれた背景やキャラクターの質感が非常にリアルで、まるで本当に現実の町を歩いているような没入感があります。
さらに、霊的存在や心霊現象が絡むシナリオも多く、特有の「パノラマモード」で360度を見渡す体験は、当時としては驚くほど臨場感のある演出でした。ふと視線を動かした先に“何か”がいるかもしれない──そんな緊張感が、他のホラーゲームにはない独自の怖さを生んでいます。
また、本作はホラー要素だけでなく、中学生たちの繊細な人間ドラマも丁寧に描いています。三角関係、いじめ、噂による誤解など、思春期特有の痛みや葛藤がリアルに再現されており、登場人物たちの行動に共感する場面も多くあります。
全体として、演出・シナリオともに非常に完成度が高く、「リアルな怖さ」と「現実の痛み」を融合させた希少な作品だと感じました。今遊んでも十分に通用する内容で、都市伝説系ホラーや思春期群像劇が好きな人には強くおすすめできる一本です。



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