クリスタルリナール -逢魔の迷宮- 感想

クリスタルリナール -逢魔の迷宮-(D.O) 1996年
  • 90年代のエロゲーのRPG作品
  • 優れたシナリオと触手を中心としたエロシーンが見所
  • カッコいい男キャラや広崎作品らしからぬ明るい終わり方もグッド
  • ただし古い作品なのもあり、ゲーム性には難あり
  • 最終盤はシナリオこそいいけど、攻略が大変でした
評価 シナリオ:A キャラ:B ゲーム性:C 総合評価 A 名作

 
-感想ー

 学園生の主人公とメインヒロインが地震をきっかけに異世界へと転移し、迷宮を探索する作品です。この時期はノベル形式の作品がまだ少なく、本作もRPG要素を持っています。ファンタジーの世界観との相性も良く、ゲームとして自然な作りになっています。

 シナリオは最初こそ元の世界に戻ることを目的に探索を続けますが、途中でメインヒロインが誘拐されたことで、彼女を取り戻すために最下層を目指すという流れに変わります。道中ではさまざまなキャラクターと交流し、時には共闘しながら下の階へと進んでいきます。主人公が最初は素手でモンスターに立ち向かうあたりは、いかにもゲームらしい場面ですね。

 シナリオの完成度は非常に高いです。キャラクターの苦悩や想いが丁寧に表現されており、つらい展開だけでなく楽しいやり取りも多く、メリハリがあります。一緒に行動しているパートナーに話しかけられる場面や、戦闘中のやり取りなど、細かい部分まで丁寧に作られていると感じました。

 ただし今の目で見るとゲーム性には難があります。セーブできる場所が限られている上に、パートナーが実質何もしない行動を取ることもしばしばあります。攻撃が当たらないことや、逃走が確定ではないため何度も試みなければならない場面も多いです。アイテムは敵を倒さないと入手できず、ショップもないため道中の資源管理は苦労します。

 特に6階以降は攻略がかなり大変で、セーブ場所を見つけるのに苦労しました。多くのイベントをこなした後に行ける7階手前のセーブ場所を見つけるまでが山場です。それでも最終盤のシナリオは非常に良く、苦労して進めた甲斐がありました。

 ボイスありのWindows版とPC-98版がありますが、当時はボイスの有無が大きなアドバンテージになっていましたので、Windows版を選ぶのがおすすめです。ニールムやエルマといったキャラクターも特に印象に残りました。ゲーム性の古さは否めませんが、それを差し引いても十分に楽しめる作品です。

 


クリスタルリナール -逢魔の迷宮- 作品情報
作品基本情報• 作品名:クリスタルリナール -逢魔の迷宮-• 公式サイト:旧D.O公式サイト(2009年アーカイブ)• 発売年:1994年(PC-98版)/1996年(Windows版)• 基準版:Windows 95版使用環境(検証環境)• ゲーム種別:Windows 95版• ホストOS:Windows 7• プレイ方法:CDでインストール後、インストール先ではなくCD本体のファイルから起動する※ インストール先のファイルではプレイできません。必ずCD本体のファイルから起動してください。パッチ情報• なしスタッフ(敬称略)• 企画・シナリオ・原画:広崎悠意使用した攻略サイト• なしあらすじ(ネタバレなし)ガルアストムール界の魔術の歴史は、クリスタルの魔術を模索する歴史に他ならない。魔術理論が示す思考の魔術は一千年の間、地上の何物の手にも渡る事はなかった。世界を満たす魔気と呼ばれる力が実体化する際の特性は、7つの色に分類される。そして、それらを統合しつつ新たな力を宿す8番目の実体化がクリスタルの魔術である。物質の存在を許さないはずの異空にカム・ルトラを構築し国々の行き来の旅から距離の...

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