©少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfecta ( Littlewitch) 2008
- 2005年発売した「少女魔法学リトルウィッチロマネスク」の完全版リメイク
- 二人の少女を育てる育成型ADV
- 非常に膨大なイベント数とFFDの演出がマッチしてキャラの魅力を高めている
- サイコロを使ったゲームパートで育成するという独自性もいい
評価 キャラA シナリオB 演出A ゲーム性B 総合評価A 名作
-プレイ環境-
DLsiteでダウンロード版 Windows10使用
-商品説明-
監督 企画/原案 大槍葦人 追加シナリオの脚本 日暮清治
脚本 大槍葦人 卯月桜 沢柾機 奈落肇 桐月 北川晴
木村ころや 田中一郎 日暮清治
原画 大槍葦人 沖史慈宴
あらすじ
二人の少女を、一人前の魔法使いに育てること。
ここは、四つの月が空に浮かぶ、剣と魔法と怪物達に支配される異世界。
ステラムンドと呼ばれるこの世界はいま、暗く混沌とした「塔の時代」の
黄昏を抜け、「王冠の時代」-緩やかな繁栄の時代-を迎えています。
しかしその一方、塔の時代の大戦争を起こした魔法使い達には
かつての力は無く、遺産と権力にしがみついた「グリモワ」と
呼ばれる魔法院で細々と失われた大魔法の研究をしていました。
このゲームは、そんな時代に生まれた一人の変わり者の大魔法使いと、
その弟子となる少女達、そして彼女達が住むことになる
旧時代の遺産「黒の塔」をめぐる人物達の、3年間の物語です。
主人公・ドミノは魔法院グリモワの9人目の大魔法使いとなりました。
若手の魔法使いとしてはきわめて異例のことです。
しかし、ドミノはすぐにこのグリモワに嫌気が差します。
グリモワで暮らす他の大魔法使いたちは魔法を学問ではなく、
出世するための道具としてしか見ていません。
魔法の研究はおざなりにされ、
大魔法使い達がやっているのは権力のための小競り合いばかり。
ドミノはひとり帝都を離れ、辺境にある「塔の時代」の大魔法使いが
住んでいたといわれる封印された遺物「黒の塔」に住むことを決意します。
しかし他の大魔法使いたちが、そんな勝手を許すはずもありません。
彼らはこの自分勝手な新しい大魔法使いにひとつの課題を持ちかけてきました。
それは…
“3年間で、一人前の魔法使いを育てること”
通常魔法使いになるには、何十年もの修行が必要です。
しかも彼が育てることになった二人――、
アリア・ヴァンクリフとカヤ・シャビエは、
魔法院でももてあましていた、ひと癖もふた癖もある女の子たち。
「むちゃくちゃだ…」
果たしてドミノは、この難題をクリアすることができるのでしょうか…?
感想
『少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfecta』は、2005年発売の『リトルウィッチロマネスク』を大幅に強化したリメイク兼完全版です。
全キャラフルボイス化に加え、ファンディスク収録シナリオや
ハーレムルートも新たに追加されています。
本作は、アリアとカヤの二人の少女を一人前の魔法使いに育てる育成型ADV。サイコロを振ってスピリットを貯め、魔法を習得させながらクエストを進めていく流れです。
クエストには必要な魔法が表示されるため、何をすればいいのか迷うことは少なく、育成ゲームが苦手な人でも楽しめます。
攻略可能なヒロインは8人、イベント総数は600以上とボリュームは圧倒的。
メインのアリアとカヤはもちろん、サブヒロインたちも個性豊かで、どのルートも丁寧に作り込まれています。
物語の最後には感動的な展開もあり、どのエンディングも明るく締めくくられるため、読後感が非常に良いです。
独自のFFD(フローティング・フレーム・ディレクター)システムによる吹き出し演出や動く漫画みたいな演出も見どころの一つ。こうした独自演出を採用する姿勢は、ブランドとして高く評価できます。
難点を挙げるなら、イベント数が膨大すぎてコンプリートが非常に大変なこと。攻略情報を参照しても未回収のイベントが出ることがあり、完全攻略を目指すには根気が必要です。
それでも、育成の楽しさとキャラの魅力がしっかり噛み合った名作であることは間違いありません。リトルウィッチ作品の中でも最高傑作といえる一本で、ファンタジー育成ADVが好きな人にはぜひプレイしてほしい作品です。


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