©少女と世界とお菓子の剣 ~Route of AYANO~(私立さくらんぼ小学校) 2009年
- 主人公が中学2年生という学年という設定であり子供と大人の中間地点の作品
- 子供が抱えるような思春期の悩みや想いが書かれたシナリオでリアリティある苦々しさを感じる
- エロシーンについても本当にあるような展開でアニメーションがあるのもグッド
- 主人公やヒロインの魅力はあまり感じられなかったのが難点
評価 シナリオ:B キャラ:D 子供っぽさA 総合評価 B 良作
-プレイ環境-
DMM版のDL版使用 version 1.1
-商品説明-
企画・シナリオ・スクリプト 苦魔鬼 轟丸 原画・CG・スクリプト みそおでん
DL版のマニュアルの最後のページにあるあらすじ
ボクはお菓子の力で世界と戦う
ラジオから聞こえる不思議な『声』に導かれた少年ミノ。
彼はその先で幼くも美しい少女『苺』と出会うのだった。
この出会いは運命なのかそれとも偶然なのか。
そんな中、学園では謎の占い部の存在がささやかれ始める。
時同じくして少年の身の回りでは不可思議な現象が起こり始めた。
「クラスメイトの一人が存在ごと消滅している!?」
偽りのリアルを作りだし現実を侵食する『世界の夢』。
少女はお菓子を剣に変え、世界の夢に立ち向かう。
「ボクはお菓子の力で世界と戦う!」
そして幼なじみのアヤノが見た夢とは-
私立さくらんぼ小学校初の本格ストーリー作品がついに登場。
シナリオボリューム約1メガでお贈りする学園ファンタジーノベル。
-感想ー
私立さくらんぼ小学校はロリ向けの作品を中心に作っており、このゲームは3部作の最初の作品です。といっても最後の苺編が完結しないまま終わっており今後も完結版が出ないっぽいです。
私はこのシリーズの評判の良さを知っており、完結したら買おうかなと思っていましたが、いつまでたっても出なさそうですので、とりあえずこれだけ買ってみました。
このゲームはヒロインの苺が9歳と明確に喋っており、また主人公と今作ヒロインは中学2年生とあるので子供っぽさを全面的に出しています。この子供っぽさはリアリティを伴っており、思春期の苦しさや悩みについて良く書かれています。
シナリオとしては中学2年生に上がった主人公がヒロインの苺と出会い、「世界の夢」と戦うといったところでしょう。「世界の夢」とは現実にある苦しさや悩みが魔法のように現実から無くなる事でした。怖い相手から睨まれないために消えてしまいたいとか、あいつがいなくなればで本当に消えてしまいました。
でも、主人公たちはそれを突き付けて「世界の夢」から目覚めさせることをします。作中でも最初と最後以外はただ魔法が溶けた現実を見せて終わります。なんで辛いのかとか苦しさがあるのかは上手く表現していますので、それになんでそう思うのかも良くわかります。子供から大人になるまでの現実の辛さを上手く突き付けています。
ただシナリオは良く出来ているのですが、キャラの魅力という点ではあまり良くなかったと思います。主人公は妄想シーンがあるのですが、これの必要性が全然感じないし、なんやこいつって思って好きになれなかったです。
他のキャラもゆたかや苺は好きなんですが、それ以外は嫌な奴とかダサいやつばかりであんまり好きになれないやつばかりです。この嫌な部分はいじめをするとか嫉妬して攻撃するとか本当にいそうなのがまたうわーて思います。
独自性のあるシナリオ展開は良く出来ています。また三角関係が中心の展開が多いので、そういうのが好きな人はやってみてもいいかもしれません。



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