©わたしのありか。タイトル画面(JANIS) 2000年
- 死にそうになっていても冷めていた主人公
- どんな女性とでもHができる力を貰って生き返りいろいろなキャラとHする
- シナリオは悪くなく泣けなくはないが、システム難が酷く感じる
- 攻略難易度の高さもあって勿体ない作品
ホームページの紹介文には『東京九龍』で好評だったペアによる作品とあります。その作品は未プレイですが、ある程度期待できる作品だったようです。
紹介文にはヒロイン7人のやりゲーとありますが、実態は18禁でしか体験できないシナリオゲームと言った方が正確でしょう。攻略難易度も非常に高い作品です。
攻略の流れとしては、複数のヒロインとHしながら最終的に一人の個別ルートへ進むというものです。一人のヒロインだけを追いかけているとバッドエンドになります。非表示のパラメーターに「食傷値」というものがあり、同じヒロインばかりを追いかけると悪化して主人公が死んでしまいます。
さらにフラグ管理も複雑で、Hしていないはずなのにシナリオ上ではいつの間にかHしたことになっていたり、突然ヒロインを選べなくなったりと、攻略サイトなしでのクリアはかなり難しいでしょう。特に既読スキップがないのは痛く、同時期に同じ会社から発売された『とらいあんぐるハート3』には搭載されていただけに、対応できなかった理由が分からず残念でした。
シナリオの核となるのは、Hするたびに生じるヒロインの心と体の乖離です。主人公は自分の力を使ってヒロインをHへと向かわせていると分かっていますが、ヒロインたちは自分の意思でそうしていると思っています。またサファーによって生命力を奪われるため、ヒロインたちはHの後に悲しそうになり、涙を流すキャラクターもいます。なぜこうなるのか分からないまま苦しむヒロインの姿が繰り返されるため、全体的に暗い雰囲気の作品です。
シナリオとして印象に残ったのは希更と恵子のルート、そして最終ルートのサファーです。それ以外のルートはHをこなしたら攻略できたという印象で終わってしまいました。悪い作品ではないのですが、攻略難易度の高さとヒロインへの愛着がわきにくい点を考えると、凡作という評価に落ち着きます。





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