「とらいあんぐるハート」には、1998年に発売されたオリジナル版と、2002年に発売された1・2・3を合わせたDVD EDITIONの、二つのバージョンが存在します。
ゲーム内容としては、後年に発売されたDVD EDITIONの方が優れています。既読スキップ機能や既読判定が追加されたことで、どのシーンを見たかが一目で分かるようになりました。また、回想シーンが追加されるなど、後年のシステムを取り入れて大きく進化しています。現在販売されているダウンロード版も、このDVD EDITIONをベースに制作されています。
さらにDVD EDITIONには他のとらハシリーズも収録されており、おまけシナリオも楽しめるため、純粋にゲームをプレイするだけであればこちらを選ぶとよいでしょう。
一方、1998年に発売されたパッケージ版には大きなメリットがあります。それは、ゲーム本編には収録されていないデータがCDに含まれている点です。データ上CGが254個、シナリオファイルが456個も収録されています。
CGの中には没データのCGがありますが、正直なところクオリティはあまり高くありません。以下にそのCGの例を示します。
1998年版では埋まらないCGが5つ存在するのですが、具体的に何のCGなのかは判明していません。隠しデータをみてみたら収録されているのか分からないCGがある、といった状況です。
オリジナル版のメリットは、没シナリオが収録されている点です。MesフォルダにはSIOファイルが456個あり、その中にはゲーム本編には収録されていない、ここだけにしか存在しないシナリオが含まれています。
特に有名なのは「壁の中に咲く薔薇」でしょう。あまりにも衝撃的な内容のエンディングであるため今でもネット上で語り継がれていますが、その元データはこのSIOファイルの中に収められています。
他にも、小鳥に告白する女の子のシナリオがあります。その子の名前は真琴というのですが、ゲーム本編ではすぐに断られて終わってしまうところ、このファイルの中には会話シーンが存在し、仲良くなる展開まで描かれています。
とにかく、ここにしか存在しないシナリオが多数あり、非常に読み応えがあります。七瀬によるエンディング後のヒントや解説など、「なぜ本編に入れなかったのか」と思わずにいられないシナリオも少なくありません。
ただし問題もあります。456個というファイル数のうち、全てが没シナリオというわけではなく、ゲーム本編で見覚えのあるシナリオファイルも多数含まれています。加えて、メモ帳で開くと横に長いテキストが続くことが多く非常に読みづらいのが難点です。
ファイル数は膨大なのに既読シナリオが多く混在している上に読みづらいため、全て確認するのはなかなか骨の折れる作業です。
とりあえず自分が確認したゲームに収録されていない没シナリオの一覧を出します。
BUKH015
BUKH017
F82
FOO 唯子と小鳥が互いを呼び捨てるようになったいきさつが書かれています。
F00_HIT 尾崎から瞳の昔話を聞く
HIT-104 大学生での話
HIT-FSIO 瞳との会話フラグ 一部ラブラブ会話があります
HIT-H015
HIT-LF
HIT-M021
IZU-H007
IZU-L015
IZU-L019
Kot-H4 没なHシーン
KOT-H5
KOT-HF
KOT-M021 交通事故のシナリオの分岐文、壁に咲く薔薇はここにある
KOT-Y020 小鳥と真琴の会話があります
MAI-M006
MAI-M012 試験の間の一日
NAS-EBE 七瀬エンド。色んなバージョンが書かれています
NAS-ETH 七瀬BADエンド
PROLOGUE 最後にキャラクターの事を考えるという選択肢があり説明をする
SAK-W031 大晦日での会話
YUI-F
YUI-H016 真琴と小鳥の告白の没会話あり
YUI-H018 真琴と小鳥の会話が追加されてプレゼントの相談がある
YUI-H019 フォーチュンリングの意味について言うシーンが追加
YUI-H020 唯子との昔話が追加
YUI-HS アナルセックスをする話
YUI-HSI 真一郎が嫉妬していて、セックスをする
YUI-L007 屋上でバレーをやってるシーン
YUI-Y001 唯子との日常会話
YUI-Y017 試験順位の話、真琴が追加されている
YUN-B212 弓華BAD 小鳥と唯子に慰められる 七瀬のヒントあり
YUN-LAST 弓華の最後のシナリオ、基本は変わらないが、七瀬のヒントがあるのと、バットエンドの後日談が追加されている
YUN-M130 弓華とのデート
YUN-M211 正体を知らない弓華に告白する



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