殻の中の小鳥 感想

殻の中の小鳥
©殻の中の小鳥(BLACK PACAGE) 1996年
このゲームの特徴
  • 調教+売春+ADV
  • 調教シーンはカードゲームで行うことで過激性を下げてゲーム性をあげた
  • 小さな少女を足蹴にするのがコンセプト
  • メイドと調教を合わせて一大ジャンルを作った作品
評価 シナリオ:B キャラ:B ゲーム性:B BGM:B 総合評価 A 名作
-感想ー

 メイドの調教と売春を題材にしたゲームです。同時期にはSEEKや『虜』といった作品もありましたが、本作は調教シーンをカードゲーム形式で行い、CGは調教完了時に表示される仕組みになっています。調教シーンをカードゲームにすることでゲーム性が生まれた上に、過激な描写がほとんど出てこないためプレイしやすい作りになっています。

 間口の広さは大きな強みだと思います。調教できるヒロインは最初は一人とサブヒロイン二人ですが、慣れてお金を稼げるようになると新たなヒロインを身請けできるようになります。身請けできるヒロインは合計4人ほどです。

 調教を始めた当初は体力が少ないため、コマンドをある程度計画的に選ぶ必要があります。調教コマンドにはカードが必要なのである程度の収集も求められますが、難易度自体はそれほど高くなく、トゥルーエンド以外は自力で攻略できました。

 この4人のヒロインはいずれも不幸でかわいそうな境遇のキャラクターばかりです。主人公は彼女たちに特別優しくするわけでもなく、容赦なく調教して売春させます。ただ売春させるといっても、ヒロインたちにもきちんとお金を渡しており、最も稼げる選択肢を取っても過激な描写はほとんどありません。

 各キャラクターのエピソードを見ると、もともと悲惨な境遇のキャラクターばかりなので、住む場所と食事と仕事を与えている主人公はむしろ良い人物に見えてきます。チェルシーに至っては自分から屋敷についていくほどです。評価によってイベントが変わるヒロインに会う場面でも、できるだけ負担をかけない選択を取ろうとする主人公の行動が、キャラクターとしての魅力につながっていると感じました。

 シナリオ自体はそれほど際立ったものではありませんが、テキストの質とBGMの演出が雰囲気をうまく作り出しており、ゲームとしての完成度は高いです。ヒロインの可愛さ、主人公の魅力、そしてエロさのバランスもよく、一大ブームを起こすほど売れたのも納得できる作品でした。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました